2008年04月25日

いよいよ発売開始です!



拙著「食品の迷信」(ポプラ社)が26日より発売開始

となりました!(地域によっては27〜28日)

アマゾンでは既に先行予約販売を開始しています。
価格も税込で1260円と良心的。


「食品の迷信」アマゾンからの購入はココから


現在、一般消費者は食品に対して多くの誤解、いわば迷信を持っています。
その誤解は、年々強くなり、取扱業者の常識とのギャップは広がるばかりといった状況です。
現在、叫ばれる「食への不安」もそういった背景の中で増幅され、結果として「偽装」を多く生む温床になっており、それがまた強い不信感を生む悪循環になっています。

食は毎日口にする生活の根幹をなすものであるにも関わらず、食の真実を知らないというのは、不幸なことですし、結果として悪徳業者に騙され損をしています。

本書では、まず食の真実を知っていただくことを大前提とし、そのうえで損をせずに豊かな食生活を送るためのノウハウを伝授しています。



僕がこの企画を応募したときに、出版社6社から手を挙げていただきました。
比較的旬な話題だったことが幸いしたと思います。

もし自費出版だったら、あまり誰からも期待されていないのが明らかで、かつほとんど売れない=ほとんど読まれないとの結果が想定できて、気持ちもこもらなかったことでしょう。

世に出す価値があると認められ、販売を期待されているからこそ、
一層今までにない質の高いものにしたいとの強い思いを持って執筆
することができました。

いわば、・・・魂の書です!


「食」に対して不安を持っている人はもちろん、そうでない人も、
今後生きていく上で長きにわたり役に立つ本
と思います。


では、目次をご紹介します。

序章・・・・・食品の常識には迷信がいっぱい
第1章・・・・誰も言わない中国食品の真実
第2章・・・・産地偽装、あの手この手
第3章・・・・賞味期限の「期限」は適切か
第4章・・・・「国産」「天然」志向の罠
第5章・・・・「自然がいちばん」の落とし穴
第6章・・・・メディアのウソを見破れ!
第7章・・・・食卓から見えてくる行政の怠慢
第8章・・・・見直すべき「食」との向き合い方
第9章・・・・「食の真実」を知る心得




「食品の迷信」表紙

posted by うな太郎 at 20:56| Comment(1) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月23日

東京新聞に掲載されました




本日の東京新聞朝刊に僕への取材内容が掲載されました。


東京新聞記事2.png

東京新聞記事.jpg




先週、東京新聞(中日新聞系列)の記者の方が来られ、取材していきました。
僕の主張と取り入れてもらえるとのことだったので、快くOKしました。
内容を簡単に説明すると、
「中国の検査結果はどの角度から見ても優等生」
「行き過ぎた国産信仰が新たな偽装を産み、結局は消費者の損になる」

というもの。

記事の中では、僕が語った内容や数字をそのまま載せるのではなく、
独自に調べて、しっかりと裏付けをとって記者本人の解釈をうまくからめていました。

世のメディアに関わる人たちもこのように情報を真正面から受け止め公正に扱う姿勢を持って欲しいものです。

またインタビューをしながらも、写真をバシバシ撮るという器用なことをやっていましたね。

ちなみに僕の写真も出ています。
左上ではないですよ。(*_*;
右下です。。
あぁ〜、ついに顔まで表ザタにぃ〜〜〜!

posted by うな太郎 at 08:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月21日

ウナギは天然に限るか?



今週末(4月26日)発売予定の僕の拙著
『食品の迷信』の内容を一つご紹介します。

当ブログでも一度書いたことがありますが、それから半年以上経っているので、新たな話を交えてお話します。

『食品の迷信』の一つ、

”魚は天然に限る”
”養殖なんてまずい”


今回はウナギにしぼります。

10年ほど前にダウンタウンの浜田雅功他の芸能人5人が、
いかに舌が肥えているか、の目隠し検査を行う番組がありました。
例えば高級ワインと安物ワインを飲み比べて、どちらが高級ワインかを当てるゲームです。

その中で、うな重がでて、片方が天然ウナギ、片方が養殖ウナギによるものでした。

結果から言えば、
5人全員が養殖を天然、天然を養殖と間違えました。
理由はおいしいほうが、天然だと思ったからです。


浜田雅功などは、食べた瞬間に
「わかった!こりゃ自信あるぞ!」と叫んだものです。

結果として番組では、全員舌が貧しいとされ、うな重を提供した店の
料理人がいかに天然ウナギはおいしいかを語って笑いの中、終わりました。

しかし5人全員が、脂がのっていておいしい方を天然と答えたのは、
舌が貧しいからではなく、「迷信」を持っていたからです。
天然のほうがおいしいという迷信です。


いくら料理屋の人が天然がおいしいといっても、一般に認められないのであれば意味がありませんよね。

実は、これはたまたまではなく、当然のことなのです。

うなぎの養殖は栄養価の高いエサを十分に与え、1年程度で出荷されます。当然脂がのっているうえ、成長が早いので、身も皮も柔らかです。

それに対して、天然のウナギは厳しい生存競争の中、常にエサを探しまわり、長い年月(通常5〜6年)をかけて大きくなります。
もちろん生育環境によって千差万別ですが、通常は脂はうすく、身や皮も固めです。
また長年泥の中に住んでいることによって泥臭がすることも多いといいます。

僕の経験では、店がしっかり選別して出していたせいか、粗悪な天然ものを出されたことはありませんが、一番良かったものでも養殖物と同程度だったといっていいでしょう。

天然ウナギのうな重が養殖物の2倍以上することを考えると、一般的には割に合わないと思います。

ただ、天然ウナギは貴重であるのも事実だし、厳しい自然界で生き抜いた物語があります。
風味が本当に良くて、価値のあるものもあるかもしれませんので、一応その点は少し弁護しておきます。(笑)


僕が食べてきた中では、養殖のブランド品が確かに最もおいしかったです。

なんといっても風味は花のようで、それが口の中に広がり、深い味わいがありました。

エサや水、土にこだわり、「自然環境に近い」のだそうです。
後段は単なる宣伝文句と思いますが(笑)


ブランド名は「坂東太郎」
(宣伝費は誰からももらってませんよ(*^^)v)
食いしんぼうは要チェック!⇒「坂東太郎」取扱店

僕が3回ほど舌鼓を打ったのは有楽町の「炙り一徹」です。♪

posted by うな太郎 at 18:25| Comment(3) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月19日

忘れちゃいけないBSE



韓国でアメリカ産牛肉の輸入制限が解除される見通しになりました。
まず、
生後30か月以下
について骨付き肉の輸入を受け入れ、その後は段階を踏んで
年齢制限も撤廃
することとなりました。

日本では現在、生後20か月以下の牛肉に限って輸入を認めています。


そもそも、このBSE問題(BSEは狂牛病、ヤコブ病ともいう)はどんな問題だったのでしょう。

2003年にアメリカで狂牛病の牛が見つかったことが原因で、アメリカからの牛肉の輸入が禁止となりました。
意外と知られていませんが、その時点で日本では既に5例以上の狂牛病が確認されていました。

さらに2007年末まででいうと、日本で33例確認されているのに対して、アメリカで3例しか確認されていません。

輸入禁止は約3年間続き、多くの焼き肉店の倒産、吉野家での牛丼の中止、和牛の史上最高値更新などが起こりました。

日本では狂牛病検査のために全頭検査を行っています。
これは世界でも日本だけです。

なぜなら、全頭検査することに科学的意味がないからです。
生後20か月以下の牛を検査しても、例え狂牛病に感染していたとしても、検査ではわかりません。
さらに、仮に狂牛病に感染した牛の肉を食べても感染することもありません。危険なのは特定危険部位と呼ばれる、脳や目玉、脊髄など限られた部分です。

私たちが猛毒を持つフグを食べるのは、危険な部位を取り除いて、適切に処理すれば安全であるとわかっているからです。

同じように、牛も危険な部位を取り除けば、安全であることがわかっているのです。

ようやく、厚生労働省は生後20か月以下の狂牛病検査を廃止する方向で動いています。
この検査に年間8億円かかっているといいます。
(全頭検査では40億円)
しかし、地方行政や消費者団体は反対しているそうです。

地方行政は予算や仕事が減ることを恐れているのでしょう。
消費者団体は安全のためには費用をおしまない、科学的意味がなくても念には念を入れようという極端な考えが支配しているようです。

不必要に経費をかけると、そこに待っているのはいうまでもなく、価格への転化、高騰です。

アメリカ産牛肉の輸入が禁止されたことによって牛肉全体の価格が上がり、国民の負担は莫大なものでした。

それによって、日本人が狂牛病から守られたのであれば意義があります。
しかし、科学的常識から言えば、健康には何もメリットはなく、負担だけが増えたといえるでしょう。

そもそも牛の飼育頭数が日本の100倍あるのに、狂牛病の発生事例がはるかに少ないアメリカの牛のほうが怖いということ自体、根拠の怪しいものでした。

こういうと必ず来る反論が、
「アメリカは全部は検査していないから・・・」

現実は、数字(33例と3例)で表れ優劣明らかです。
それに対して、数字に表れない部分や将来はどうなるかわからない、
といったことは、あくまで憶測です。
ただの憶測なのに、科学的見解とは逆の不安を煽る報道のほうを信じることに、意味があるとは思えません。


いつまでも無意味に輸入規制を行っていると、食品の値段の高騰だけではなく、国への信頼が失われそれが様々な分野に波及していきます。
食品に関する過度な我がままは国際的な孤立を深めます。

そして国民の無関心や無知は、国民自身の理不尽な負担という不利益を生むことになるのです。


posted by うな太郎 at 08:56| Comment(1) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月09日

当ブログが本になります。



いよいよ4月26日予定!

こんな感じです。


食品の迷信・表紙










posted by うな太郎 at 20:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月08日

トレーサビリティはすぐにやめよう



今回は、やや挑発的な題名で迫ってみました。(笑)

今、このようなことを言う人間は変人扱いされるのではないでしょうか。。。

でも僕は大真面目です。

現在、日本で行われているトレーサビリティは、
単にイメージを良くして高く売るための理由づけをしているようなものです。

メーカーはこう言います。
「消費者の知りたい情報を開示するため」

しかし、どれだけの消費者が本当にトレーサビリティを確認してから物を買うでしょうか。
おそらく10人に1人もいないでしょう。

アンケートで「知りたい」と答えても、確認せずに買うものではないでしょうか。
なぜなら、そのトレーサビリティを見たところで、それが良いものなのかダメなものなのか判断がつくはずがないからです。

確認するのはトレーサビリティをやっているかやっていないかだけです。


それに、現在のように偽装表示が蔓延している中で、トレーサビリティ自体が偽装である可能性も十分あるわけです。
トレーサビリティに間違いや偽装があっても、見つかりにくいし、見つかっても単なる間違いとしてほとんど違法にならないことから考えるとなおさらです。

メーカーはこうもいうでしょう。
「事故が起こった時に、原因を特定するため」

事故がどれだけの確率で起こるのでしょうか。
昔のように頻繁に起こっていた時代ならともかく、現在のようにめったに起こらない中で、一つ一つのトレーサビリティをきちんとやるコストはだれが負担するのでしょうか。

結局、消費者が負担することになるのです。


また、仮に事故が起こった場合、普段トレーサビリティを行わなくても、対象製品をトレースすることによって原因などわかります。


トレーサビリティには、ムダもたくさん出るし、コストも多くかかります。


消費者はトレーサビリティがしっかりしているから
「品質がいいんだ」とか
「安心なんだ」などと過度の期待をいだくのは要注意です。


現在行われている高く売るためのトレーサビリティならすぐにやめるべきというのが僕の考えです。


ただし、良いトレーサビリティもあります。

西ヨーロッパ(EU)の水産業界で行われているサステナビリティ(sustainability)とは、資源の持続可能性を意味しています。

過剰に獲ることのない、資源の適切な管理を行って販売するものは、
MSC認証マークという一種のエコラベルをつけることができます。

漁獲から消費者への販売まで一貫したトレーサビリティが行われています。

管理や輸送のコストで1〜4割高くなるのですが、それでも売れ行きが大変伸びているそうです。

消費者は、高いお金を払う代わりに、資源の維持に貢献しているという満足を得ることができます。
いわば地球環境のために行う負担です。


そのためには、制度の管理が適切に行われているといった信頼性が高いことが必要不可欠なのはいうまでもありません。

EUでは日本が手本にしなくてはならないほど、資源管理が厳格に行われているので、取締や制度の信頼性が高いといえます。


このように、目的が資源を守るという明確なものがあり、表示の信頼性があるトレーサビリティならば、価値があります。


この点、どこかの国のトレーサビリティとは意味が違います。



posted by うな太郎 at 20:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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