2008年06月29日

魚秀と神港魚類続々編



魚秀の中谷社長は、
「魚秀の福岡営業所の担当者と神港魚類の課長が計画した」
と語ったそうですが、それに偽りはないと思います。

中谷社長は、今回の一連の計画を先導的立場でやるような人ではない
と思うので。


さて、今回のウナギ偽装は金額規模が大きいことと、ワイドショー的な話題も手伝って、大きなニュースになっています。

しかし、僕が昨年来、何度も書いているように、
食品偽装などどこでも行われて
おり、ニュースになるかどうかは、捕まるか捕まらないかで決まっているだけ。

ウナギは少なくとも昨年までは、”国産”表示の8割がニセモノ。
摘発された数量は、偽装された量の10%以下。

ウナギは単なる象徴で、他の魚種、他の農畜産物でも、
いやいや、日本社会全体が偽装社会。
だから
「一億総偽装社会」
とも以前書きました。

メディアの論調、一般市民の感じ方も相変わらずの反応。
偽装した人を”特別な悪”として糾弾し、
「倫理感覚がマヒしている」とする。

しかし、偽装は特別ではない社会であることは明らかです。
なぜ、偽装が日本社会全体にまん延しているのかを考える必要があると思います。

そこで行きあたるのは、

「同じ立場になれば誰でもやる」
ということ。

私企業であれば、競争社会。
個人対個人であっても競争に敗れたら、左遷、リストラにあう。
例え、社内で優秀であっても、それで満足ということはない。
自営なら余計切実。

目の前に簡単な大きな利益が転がっており、誰も見ていない、今後見つかりそうもない、と思えば、やってしまうのが人のサガ。


公務員だって、自分の所属先の利益と自分個人の利益を奪取するのに必死。偽装だってある。

僕は、むしろ偽装事件に対して、
激しい非難を浴びせるばかりの人ほど怪しいと思う。
自分がわかっていないか、自分ができなかったのが悔しいのではないかと。
あと、一般の経済競争原理が働いていない仕事をしている人には理解できないのかもしれません。

偽装は今後もなくなりません。
産地やブランドによって大きな価格差があるうちは。


もちろん、規制強化や法律改正などは一定の抑止力になりますが、まさか秘密警察の時代に戻るわけにもいかないので、それだけで撲滅は無理。

偽装が減ってホンモノがわずかになれば、ホンモノの値段がさらに高くなる。ということは、偽造のウマミはさらに高まる。

社会を良くできるのは、政治家や役人ではなく、消費者自身。
自分を守れるのも自分自身。


見ても食べてもニセモノかホンモノかわからないのに、肩書きが良くて高い方を選ぶのは、騙される可能性が高い。

また、中国産と国産の安全性は何も変わりないかむしろ中国産のほうが安全なのに、国産を安全と思いこむ勘違い。

養殖のほうがおいしいのに、天然信仰で高いお金を払う人。
魚は死んで時間が経ったほうがおいしいのに、生きてるものを崇める人。

無添加、無農薬は安全でおいしいから高くても買う、という人。

そういった「食品の迷信」が、結果的には偽装を助長し、自らが騙される道を選ぶ。

騙されたことに途中で気付く人はまだ幸い。
新興宗教化してしまった人も多い。

最近テレビに3回立て続けに出ましたが、すべてチョイ役。
僕の主張を取り上げてくれるところないかな〜(笑)

posted by うな太郎 at 15:07| Comment(12) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月26日

本日(26日)、TV出演します



本日、
tv朝日の「報道ステーション」
にて僕のインタビューが出ると思います。

先ほど、僕の事務所での取材が終わったところです。

ほとんどぶっつけ本番で、カメラが回っていたので、アセリました!(^_^;)



さて、今回の魚秀と神港魚類のウナギ産地偽装に関して、その背景を少しお話しします。


僕自身、彼ら担当者はよく知ってはいるものの、偽装を持ちかけられたことはないし、今回の偽装方法は非常に特殊なので、推測も含めることを、あらかじめお断りします。

魚秀は昨年の夏に自らが輸入した中国産鰻蒲焼きで、違反品を出しました。
これは通関時の検査が合格して市場に出回った製品から、
禁止抗菌剤のマラカイトグリーンが検出
されたものです。

通常、違反品が出ただけでは、大きな問題になることはなく、違反品のロットを回収、廃棄すれば済むことです。

しかし、このときは彼らにとって非常に運が悪く、
全国放送で大々的に報道され、しかも同じ製品の箱まで映像で流されました。


魚秀はこのとき、本来であれば、違反品と同ロットだけを回収するべきところを、
同ブランドすべてを回収
することとしました。

多分、返品数量は、違反品ロットの数百倍はあったと思います。

在庫を持っていた業者にとっては、非常にありがたい対応でした。
なぜなら、ブランドとは関係なしに、売れないで困っていた物を返品できることになったからです。

「やりすぎでは」との声も少なくありませんでした。

このとき、僕は中谷社長に聞きました。
「返品したウナギはどうするのですか?」と。
すると彼は、
「いずれほとぼりが冷めたら売らなきゃならないでしょう」



多分、風評被害が収まったら、売れてくると思っていたのでしょう。

このとき、頭の中にすでに「偽装」があったという考え方もありますが、全量回収の方針は親会社の社長主導だったようなので、僕はそうではないと思いたいです。

結局、その後サッパリ売れませんでした。

中国産というだけで売れないのに、ましてや”事故”を起こした返品の品なので、余計です。

売れるとしても中国産相場のキロ200円下。(15%安)


この状況をどうにかしようとしたのが、今回の偽装の背景だと思います。


一つだけ断わっておくと、昨年マラカイトグリーンが検出されたこと自体は決して”加害者”などということはできません。
なぜなら、養殖や農産物を扱っている以上、検査で100%シロということはありえなく、だれでも引っかかる可能性はあります。
例え、無農薬を謳っていてもです。
現在の厳密な検査基準は、扱っている誰もが「いつ引っかかるかもしれない」といった思いを抱いています。

ただ、例え引っかかったとしても、健康被害を起こすことは現実的にありえないことも明白なのです。

だから、検査に1回引っかかっただけで、大問題となったこの事件に関しては同情すべきものはありました。

それが今回のような悪質ともいえる手口での偽装に結びついたとしたら、残念でなりません。

昨年までだったら、世間の目も今ほど厳しくなかったので、もっと簡単に偽装を行えたのでしょうが、今年からはそうもいかなくなったというのもあるでしょう。

魚秀の関係者2人と神港魚類の担当者は、業界でも知られたやり手だっただけに、業界への衝撃と落胆は大きなものがあります。

ちなみに3人とも何回も一緒に食事をしたこともあります。
だからか、いつもより避難、追及の言葉が弱いことにお気づきでしたか?(-_-;)
一人一人の人となりは、ここではやめておきます。

彼らがテレビのトップニュースになって映っているのが、何か夢を見ているようです。

posted by うな太郎 at 20:38| Comment(7) | TrackBack(1) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月25日

魚秀と神港魚類の偽装



毎年、6〜7月のいよいよ鰻本番!という時期になると、ウナギ業界には問題が発生しています。

今年も本日、大ニュースがテレビ、新聞、ネットを駆け巡りました。

魚秀と神港魚類によるウナギの産地偽装。


内容は、魚秀が中国産のウナギのかば焼きを国産として建て替え、神港魚類に販売し、神港魚類は偽装を認識していながら、国産として販売していたというもの。

昨年来、ウナギの産地偽装では9件の摘発がありましたが、いずれも活鰻偽装。
この場合は価格にすると15%ぐらいの違い。

しかし今回の蒲焼き偽装は、
中国産蒲焼きを国産の箱に詰め替えたもの。

値段は、通常3〜4倍。

ただし、今回は国産としては信じられないぐらい安い(明らかにおかしい)値段だったので、
2倍

それでもボロ儲け。

こういう明らかに不自然な”国産”をスーパー含め、みんなが欲しがりよく売れるのが、現在のウナギ業界。


さらに多くの会社がかかわっていることでしょう。


被害者は国産を安全と思って高い値段を払った消費者。
さらに、”安い国産”がたくさん販売されたことにより、まじめな国産業者の販売の足を引っ張り、間接的には中国産販売業者をも苦境に陥れました。


魚秀、神港魚類とも担当者は昔からよく知っているので、残念でなりません。

『食品の迷信』でも指摘しましたが、”箱の詰め替え”は昨年までは確実に行われていたのは関係者ならみんな知っていました。

しかし、今年に入ってから、しかも架空会社を使ってまで行うという手口には、正直驚きました。

とにかく何かが狂ってしまったとしかいいようがありません。

魚秀が、偽装を行った理由として「中国産ギョーザの問題以降、中国産は売れ行きが不振で、数億円分の在庫を抱えていた」ということでしたが、中国産食品を扱う業者ならどこも風評被害で苦しいのは同じ。

”被害者”が転じて”加害者”になってしまう典型例
でした。

彼らはやってしまった以上、すべてを白状して、罪を償なってもらうしかありません。


過去のまだ発覚していない不正もしっかり洗い出して、
「捕まるのが不運」などということがないようにしてほしいものです。

posted by うな太郎 at 21:31| Comment(10) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月19日

新たな鰻の産地偽装



今週17日に、新たなうなぎの産地偽装が発覚しました。
今回は、名産地の漁協自らが関わっていたということで、今までの同様の事件の中では業界や消費者に与える衝撃が最も大きいと思われます。


「asahi.com」から引用します。

養殖ウナギの生産量日本一の愛知県一色町にある一色うなぎ漁業共同組合が、台湾から輸入されたウナギを「国産または一色産」として販売していたことが農林水産省の調べでわかった。
少なくとも今年1月から4月にかけて計70トンにのぼるとみられる。愛知県は17日、JAS法に基づき、同漁協に改善を指導した。


偽装は、いわゆる「里帰りウナギ」を悪用したもの。


例えば、最終養殖地が台湾でもトータルで日本での養殖期間が長ければ、「国産」と表示してよいことになっている。

今回のケースでは、農水省が追跡したところ、日本から18万匹輸出したとされる幼魚(クロコ)が台湾の池に入ったことが確認できなかった。さらに、台湾から輸入されたウナギは匹数が26万匹に増えており、
農水省はほとんど台湾産だったとみている
とのこと。

一色漁協の言い分としては、
「産地証明書の誤りに気づかず」
ということだが、このご時世にその言い訳は通用しないでしょう。

匹数は減ることはあっても増えるはずがありません。

ましてや、同漁協は知名度を高めるために、「愛知三河 一色産うなぎ」の地域ブランドの認証マークまで作って、彼らはマークを管理する普及協議会の事務局となっていたとのこと。

その認証マークは、
稚魚から成鰻まで自ら生育したウナギを使用している旨を保証するブランド
だったというのだからあきれたものです。


当ブログでも、何度か指摘していましたが、「里帰りウナギ」は怪しすぎました!
法律通りに行っているのなら、誰も文句を言えません。
しかし、例えば90日間、日本で養殖して、それを台湾に輸出して、しっかり数えて89日までに池揚げしている業者がいるとは到底信じることはできません。

今回は、「漁協」が輸出自体を行っていなかった可能性が強いということなので、余計それが裏付けられます。


農水省の今回の動きは非常に早く、「経由したすべての養殖地」の表示を行うよう広く通達を出しました。



アサリはどうなのでしょうか?
ブリやシマアジは?


もう「生育期間の長い国を産地とする」ということ自体やめるしかありません。
すべての生育地を記載するなどとはめんどうなことですが、不正ばかりが横行する現状では、いたしかたないでしょう。

posted by うな太郎 at 22:41| Comment(10) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月14日

日本の農業の実態



日本の農業の実態を数字で示します。

なるべく新しいデータを採用する観点から、
統計年度の違いを一緒に計算するなどしているところもあるが、
あくまで全体像をつかむものとして考えてほしい。

1)関税


●単純平均関税率
日本・・・・・・12%
アメリカ・・・・・6%
EU・・・・・・・20%


●農業関税率
日本・・・・・・50%
アメリカ・・・・12%
EU・・・・・・・30%

*日本は、米や落花生、こんにゃくなど関税500%以上、バター、砂糖、大麦、小麦など200%以上の品目がある。
これら、禁止的に高い税率であれば、輸入されないので輸入額で計算した平均関税率は低くなる。
だから、実態は上記の「農業関税率」に近いと思われる。
特に米の800%近い関税が「農業関税率」を押し上げている。
OECDの推計では日本の国境保護は国際価格の1.592倍。
つまり関税が0になれば、輸入品の価格は現在の約60%になる計算。


2)農業補助金総額

(農業生産額に対する割合)
日本・・・・・・59%
アメリカ・・・・17.6%
EU・・・・・・・36.5%


3)1ヘクタールあたりの補助金

日本・・・・・・9709ドル
アメリカ・・・・・117ドル
EU・・・・・・・・676ドル


4)農業補助金


補助金予算5.5兆円
(補助金;2.7兆円、価格維持;2.8兆円)


5)日本の農業総生産
・・・・・・4.9兆円(ピーク時は7.9兆円)


6)「農業を守る」ための負担


5.5兆円(補助金)+2兆円(輸入関税による輸入品価格への転嫁)=7.5兆円
この額は国民一人当たり平均6万円。
1世帯当たり16万円。
これにより全人口の4%(世帯数比率)の農家を支えている。


その他)


国内総生産額512兆円に対して農業総生産は4.9兆円と1%に満たない。
一方、労働人口からみると、総就業人口6151万人に対して312万人と約5%。

耕地面積465万haなので、農業労働者一人当たり、1.5haの耕地を利用して、年間157万円の農業生産を行っている。
農業補助金を除くと、実質生産額は50-100万。
価格維持費などを除くと、マイナス。



日本は世界的に見て、コスト的にいえば農業に不向きなのは明らか。

*平地が少なく、大規模農法に向かない
*機械、ガソリン、農薬・肥料、物流コストなどの値段が高い
*高温多湿で、病虫害がつきやすい
*収穫期に台風や大水などが起こりやすい
*従事者の高齢化

農業に向いている点として下記があげられるが、デメリットと比べると非常に小さい

*種苗技術が発達している
*雨が多い
*勤勉

だから、「ヨーロッパ各国が30年前から自給率向上に取り組み、成功させたから日本も見習え」などと言われるが、その事例と日本を同様に考えることはできない。

日本の農業は
莫大な補助金を出しながらも、いや出したからともいえるが、衰退してしまった。
補助金予算ばかりが増え、生産額が減っている実態もある。

経済合理性だけで判断できないのは当然だが、
かといって今までのやり方で、農業を守り、伸ばしていく施策が良いはずはない。



posted by うな太郎 at 17:09| Comment(3) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月11日

メディアの惨状



拙著「食品の迷信」の編集の中で、残念ながら原文から削除された文章が下記の3つほどありました。

1)アメリカ産牛肉は危険ではない
2)農薬、添加物、ダイオキシンなどで蓄積された被害は何も確認されていない
3)メディアの多くは我田引水報道か、タレ流し体質


今回は3)に関連する事について説明します。

メディア報道というのは、特に食品に関していえば、そのほとんどが、事実や科学に基づかないもの。

一番多いのが、「危険」を前提にそれに見合う情報を無理やり集めてきて、逆の情報は捨てて流すもの。
次に多いのは、単なるタレ流し。

「食品の迷信」の中でもその例をたくさん挙げました。


さて、現在目に余るのが、食糧自給率報道。

まさに現在進行形なので、その態様の変化がよくわかり、良いサンプルになります。

まず、僕が知る限り日本の食糧自給率向上への反論はもちろん、冷静な分析を行う報道すらほとんど皆無だ。

反論したら「国家反逆罪」で捕まる国のようだ。

特に、穀物の値上がり、世界的食糧不足、干ばつ・異常気象・地球温暖化・・・などの報道の後には、お約束のように、
「日本は食糧自給率を上げる必要に迫られている」とくる。

昨日の「ガイアの夜明け」でもそうだった。
食糧価格高騰をテーマにした番組の最後の締めの解説は、
「食糧自給率改善に向けて、もう待ったなしの状況なのかもしれません」

「食糧自給率改善」???
「待ったなし」???

言葉がどんどん、
「自給率向上を目指すのが当たり前」
「異論をはさむなんて変人」

という方向に向いている。

その是非の議論は終了して、すでに具体策へ移行しようとしている。

これらの報道は、自給率を向上させるべき理由の正確な検証が全くなされていない。

間違った前提のうえで、議論を始めている。
さらに、自給率を向上させることによるメリットとデメリットの検証や報道もない。

もちろん、そこから導きだされる結論も、デタラメ。


「農薬危険」「添加物危険」「中国食品危険」「国産安全」
これらすべても同様の流れだったように思う。

これがメディアの惨状だ。


だれも反論しないので、僕がやります。
以前も取り上げましたが、ここではわかりやすく簡潔にします。

自給率向上はあくまで、個人の選択の中で行うだけなら結構。
自給率低下の主な原因は、食生活が洋風化して、畜肉や油脂類の消費が増え、米を中心とした日本食の消費が減ったこと。

「健康に良い日本食に戻そう!」という運動なら良いと思う。

しかし、現実的には洋食化が進んでいる中にあって、せいぜいその傾向を食い止めるのが精一杯のところではないだろうか。

だから、国内で生産量を増やした場合、消費が増えない以上、価格が下がる。
それでは農家はやっていけないということで、政府は農家に補助金を出すという展開が待っている。

つまり自給率向上のために、国民の税金が使われるのだ。


そして、税金だけではすべてを賄えないから、輸入作物への規制を行って、食品を高いものにする。

低所得者層には直撃だ。
生活破たん者も増える。


そもそも食糧自給率向上のための大義、「食糧安保のため」というのはウソだ。

国産が決して安全なわけではないし、外的要因で食糧供給が不安定になるのではなく、むしろ内的要因のほうが不安定だ。


狭い日本の国土の自給率を高めると、天変地異の影響を受けやすい。
1993年には自給率100%の米が不作でパニックになった。
自給率の高い、レタスやキャベツも天候の影響ですぐに5倍などになってしまう。

また「もうお金さえ払えば、外国から食糧を買えるという時代は終わり」という話も聞こえる。

終わりなはずはない。

日本はいわば世界でも有数の金持ち国家だ。

日本人の経済力でも食糧が買えない世界というのはあり得ない
といっていい。
その時は、世界のほとんどの人が飢えるときだ。


簡単にいえば、政治家、官僚のターゲットは国民の税金だ。
エコも地球温暖化も同じ。

庶民の暮らしが楽にならない中で、無用な食品価格の高騰と、競争力のない農業へのこれ以上の税金投入は、やめるべきだ。


そういうこともわからずに、横並び報道に加えて、表現をエスカレートさせていくメディアはヒドイ。
























posted by うな太郎 at 10:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月06日

河野太郎衆議院議員



食品の話題ばかり取り扱っているブログなのに、今回の題名は「ナニ?」と思われたのではないでしょうか。

つかみは成功したことでしょう(笑)

河野太郎議員は、河野洋平衆議院議長の息子さんで、平塚を中心とした湘南地区を地盤としています。

先日、茅ヶ崎のイトーヨーカドー前で、たった一人で、左手に「河野太郎」ののぼりをかかげ、右手に拡声器を持って、演説をしていました。
歩道の端の地面の上です。

演説の内容は、狂牛病検査や年金制度に関して。
いかに税金のムダ使いをなくして、バランスのとれた社会にするかという、至極納得のいくものでした。

演説が終わると、一人でのぼりをたたみ、歩いて帰っていきました。

市会議員ですら、選挙の時以外で、政策を訴えたり、消費者を啓蒙することなどほとんどないのに、この国会議員の姿勢にはある種の感動を覚えました。



今年に入ってから、道路特定財源の一般化財源化が取りざたされていますが、河野議員はすでに2年前に、一般化財源化を主張され、委員会の採決の結果、1対24で敗れたそうです。
もちろん1が河野議員。

かなりの変人です(笑)

だからファンです!!!



その河野議員が
「意味のない狂牛病検査はやめよう!」と主張されています。

僕も大賛成です。

理路整然とした中にも熱いメッセージが語られる、素晴らしい演説ビデオです。
僕の文章を読むよりはるかに勉強になるので、ぜひご覧になってください。


河野議員動画「フグと牛」






posted by うな太郎 at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月01日

ウナギ偽装新たな展開



輸入ウナギを国産と偽って販売していたとして、
食品商社「東海澱粉」の社員二人が逮捕されました。

長期にわたり行われ、手口が悪質だったとはいえ、「逮捕」というのは少し驚きです。

今まで、水産物偽装では摘発されても、実質無罪放免状態でした。

しかし、先月には、タイ産チリメンジャコを淡路産として販売したとして、水産卸の社員が逮捕されたのに続き、今回の処置。

本ブログで再三再四、厳しい処罰を求めていたことからすると、JAS法ではなく不正競争防止法を適用した厳罰の流れは喜ぶべきことと思います。


ただしかし、あえて言わせていただくと、逮捕された両事件とも、
ただの社員が行ったもので、個人的な犯罪として処理されるのは、いささか違和感を感じます。

なぜなら、偽装によって儲けたお金はほとんど会社に入るもので、彼らの懐を潤すのはごくわずか。
どちらかというと「会社のため」としてやったもの。

会社オーナーが行ったののとはかなり性質が違います。

誤解を恐れずに言うと、上司から引き継いだ業務である可能性もある。
だからしょうがないと言っているのではなく、悪質度の比較をしているだけですが。。。

こういった会社社会の現状から考えると、偽装によって儲けたお金を、会社に罰金として請求するシステムなどが必要なのではと思います。

偽装によって最も儲けた会社が無罪、社員だけが有罪ということが通るのであれば、会社が社員に巧妙にけしかけておきながら、後は知らんぷり、が通ってしまうということ。


いずれにしても、
「会社のため」
「今までは大丈夫だったから」
などといったことはこれから通じず、
例え業務命令でも、違法なことは断る勇気を持たないと、犯罪者となりうるということ。
そして会社は被害者面をして、多分、社員は懲戒解雇。

クワバラクワバラ。


ウナギの事件をもう一つ。

仙台のホテル内にはあるレストランで、台湾産ウナギ(白焼き)を使用しているのに、静岡浜名湖産と表示していたとレストラン自らが発表した。

自らがゲロを吐いた、非常に珍しいケースだ。

ただ、説明によると偽装をしたのではなく、知らないまま(浜名湖産と思いこんだまま)間違って表記したとのこと。

ただ、この「間違い表記」は2005年10月から行われていたとされており、本当に間違えていたかどうかは極めて怪しいと言わざるを得ないだろう。


法的厳罰の流れと、世間の厳しい制裁を考えると、今回のように今後は「自首」するケースが増えてくることだろう。

posted by うな太郎 at 14:10| Comment(5) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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