2008年07月02日

フードマイレージとは



フードマイレージとは、イギリスの消費者運動家によって提唱された概念で、
「食料の生産地から食卓までのトン距離を定量化したもの」

計算式は
食料の輸送距離(km) X 食糧のトン数


主旨としては、食料の供給のあり方を見直し、なるべく地域内で生産された農産物を消費することによって、環境負荷を低下させていこうということ。

もちろん、フードマイレージが大きければ大きいほど、環境負荷が大きく、二酸化炭素の排出量の多さに結びつくもので、フードマイレージが小さいほど、良いとされる。

当然のことながら、食料輸入が多い日本は非常に高い数値だ。

2001年のデータ。単位は百万トン・キロメートル

●日本・・・・・・・・900208
●アメリカ・・・・・・295821
●イギリス・・・・・・187986
●フランス・・・・・・104407



僕は「フードマイレージ」という言葉は以前から知っていましたが、
この数字が持つ意味が分かりかねていました。
今でもよくわかりません(笑)

この数字が持つ意図は明確ではあります。
それによると、例えば、EUから運ばれて物より、中国から運ばれたもののほうが、環境負荷が小さいので、良いことになります。

しかし、中国からの輸入品の原料が実は他国から輸入されている場合、意味をなさなくなる。

仮に中国国内の生産物であっても、そのような選択をすることに、どれだけの意味があるのかを検証しなくてはならない。

問題点として、次の2点が挙げられる。

1)日本でいえば、総輸入量に占める食料の重量はわずか7%程度。つまり、食料だけのことを考えてもその意味は薄いものとなる。

2)輸送のことだけを問題にしているが、そもそも食料は、生産から流通、消費、そして廃棄に至るすべての過程でエネルギーが必要であり、二酸化炭素が排出される。フードマイレージはその中の国家間の輸送というごく一部分のみに着目したもの。


「環境のため」といえば、すべて良いことのように思われ、「どんな小さなことでもできることから」と言われれば、反論しにくい空気がある。

日本は良いことの悪い面、悪いことの良い面を見ることなく、一方的方向に流れやすい強迫的なところがあるので、要注意だ。

人が費やせる時間、労力、注意力、経済力、すべてに限界がある以上、常に費用対効果を考えるべきと思う。

そういう意味で、フードマイレージを気にすることより、単に「地産地消」を推進する運動のほうが、わかりやすく、かつ意義深いのではないだろうか。

















posted by うな太郎 at 15:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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