2008年07月03日

鰻偽装の強制捜査



本日、魚秀と神港魚類のウナギ偽装の強制捜査が入ります。

7都道府県、26か所
という大規模なものになります。

手口が巧妙、複雑化しており、関係者が多数存在するため、全容解明には、徹底的な捜査が必要ということ。

多数の会社が偽装にからみ、今後も新たな会社のな目が次々と出てくることでしょう。

また、犯罪に加担していない中でも、

「多分、偽装品だろう」
「もしかしたら、偽装品だろう」
「偽装品の可能性もある」
「偽装品の可能性は0ではない」

など感じながら商売をしていた、様々な取扱者がいたことでしょう。

そこで、

「徹底した調査と厳正なる処罰を望みます!」


確かにその通りではあるのですが、それで終わっていたら、ここで書く意味がありません。(笑)


消費者としては、今回の事件の教訓はすでにはっきりしています。

いかに偽装が大規模かつ広範囲に行われているか。
騙されないためにどうすればいいか、ということ。


今後も、メディアはトップ級の扱いで報道するでしょうが、その中には誤報や偏向的報道も少なからず含まれています。
ギョーザ事件もそうであったように。

野次馬的にはおもしろいかもしれませんが、それに振り回されるのもどうかと思います。

そもそも、様々な業界で偽装だらけの中にあって、今回の偽装事件の
規模は数億円


「どんなに厳しくやっても厳しすぎることはない」ではなく、
強制捜査にかかる経費や、メディア含め世間の人々が投入する労力などの妥当性を考える視点も必要と思う。



例えば、
「エビ養殖詐欺」

約3万5千人が被害にあって、会社が集めた金額は850億円。

容疑者である会長は「90億円を海外に送った」と言っているとか。

金額規模でいうと、今回のウナギ偽装の100倍以上

水産業界にいる者からすると、今どき海老の養殖事業で1年に2倍になるなどというのは、100%ウソだと断言できるが、残念ながら世間の中にはその認識がなかった人が多数いた。

悲惨に思えるのが、被害者が知人を誘ったがために、同時に加害者になってしまったということ。

しかも、
このような詐欺事件は何度も何度も繰り返される。


この事件から得られる教訓は非常に大きなものがあると思うし、今後2度と同様の事件が起こらないようにするためにどうしたらよいかを
しっかり検証する必要があると思う。



posted by うな太郎 at 09:39| Comment(5) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
右の目次以下の記事が
7 厳しい基準値の理由から見れなくなってます

見たいので見れるようにしてくれませんか?
Posted by ぽ at 2008年07月03日 13:43
         お詫びとお知らせ
お客様各位

 このたびのうなぎ蒲焼商品にかかる産地表示違反(うなぎ産地偽装)事件につきまして
は、大変ご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、心より深くお詫び申し上げます。
さて、当該商品につきましては、お得意様経由で自主的に回収を行っておりますが、農
林水産省の調査の結果中国産であることが判明いたしましたので、安全確認のための検査
を自主的に行いました。その結果、養殖水産動物への使用が禁止されている合成抗菌剤で
あるマラカイトグリーンとその代謝物であるロイコマラカイトグリーンならびにニトロフ
ラン代謝物であるAOZが一部検出されました。

<神港魚類のホームページ>より

「産地偽装」以外の問題に発展しませんか?
どうして?
検疫通過の荷物からこれらの物質が出てしまうのか。これで2度目ということですよね、去年の回収ロットから。
Posted by at 2008年07月03日 14:34
基本的に現地で「問題のあるもの」を集めて、安く加工、出荷している工場という認識です。
ただそもそものマラカイト等に対する報道が無茶苦茶なのはご存知ですよね。

下記をご覧下さい。

http://biotech.nikkeibp.co.jp/fsn/kiji.jsp?kiji=1755

ウナギに検出されたとして問題になっているマラカイトグリーンの量はどのくらいでしょうか。国内で数ppb(μg/kg)程度、これまでに私が気がついた最も高いもので香港が報告している16ppm(mg/kg)というものです。これだけの濃度だと色で分かると思いますが、仮にこの数値を使って、マウスの実験で使われたロイコマラカイトグリーンの最小濃度である5mg/kg体重/日を人間に当てはめてみましょう。

 マラカイトグリーンが100%ロイコマラカイトグリーンに代謝されると仮定して、体重50kgの人ですと250mg、ウナギで15.6kgを1日に食べることになります。日本で報告されている例えば0.04ppmという比較的高い方の数値ですと、なんと6250kgです。こういう量を毎日、生涯に渡って食べ続けて、自然発生する腫瘍が2倍になるかどうか、という程度のリスクがあるかもしれない、ということです。

 こうした事柄を考慮して、オーストラリア・ニュージーランド食品基準庁(FSANZ)のQ&Aでは、マラカイトグリーンにヒトでの発がんリスクがあるとは言えないと表現しています。カナダ食品検査庁CFIAでも、微量のマラカイトグリーンを含む魚を通常の範囲内で食べることによる健康被害はないとしています。そして米FDAも、中国からの輸入品の検査命令を出すに当たって、既に購入した水産物にマラカイトグリーンが含まれている可能性があったとしても食べても安全であるとし、店頭に出回っているものについても回収の必要はないと発表しています。

 このような背景情報があれば、「中国産ウナギに発がん性物質」というメディアの見出しに惑わされて不安になったりする必要はないのです。マラカイトグリーンは養殖に使用することが認められていない物質なので、検出されること自体は問題があります。しかし「もし知らないうちに食べてしまっていたらどうしよう」などと恐れるようなものではありません。消費者としては、ウナギの蒲焼きを食べるのでしたらむしろ焼き過ぎや食べ過ぎに注意した方がいいでしょう。詳細については食品安全委員会の「マラカイトグリーン及びロイコマラカイトグリーンの食品健康影響評価について」をご覧ください。(国立医薬品食品衛生研究所主任研究官 畝山智香子)


Posted by うなぎ屋譽兵衛 at 2008年07月04日 13:32
業界 カキイレ時の丑の日を目前にして例年どうりの業界の膿が噴出と言う感じとこのタイミングで何かを画策する人の意図が感じられる今日この頃です。
金儲けに奔走する経営者の昔からの経験が未だいけると二代目・三代目の経営者にマナーとか法令順守とかが欠如していっています。
彼らはある程度の高等教育を受けたにもかかわらず私利私欲のやってはいけない事の第一線を日常から越えているのです。当たり前で普通のことなの事なのでせす。
次回は税務上の視点から記述します。
Posted by kkk at 2008年07月04日 23:28
「うなぎ屋譽兵衛」さん

私が言いたかったのは「徳島魚市場」は、
いや、今問題の渦中の南国市の元役員は、
知っていて
『基本的に現地で「問題のあるもの」を
集めて、安く加工、出荷している工場と
いう認識です。』
の工場の荷物を通常価格で輸入し、
差益を懐に入れていませんか?
ってことです。
Posted by at 2008年07月05日 09:11
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