2007年07月16日

日本にはびこるフードファシズム



フードファシズム(food fascism)とは、ある特定の食品さえ食べていれば健康になるとか、逆に、ある食品を食べると健康被害が起こるといった、科学的な根拠に基づかない極端な考えをいいます。

言い換えると、自分の健康に関して過度に食品に依存した考えを持ち、一種の強迫観念になっているといることをいいます。

まさに現在の日本人全体がフ−ドファシズムに陥っているのではないでしょうか。

しばらくの間「あるある大辞典」で放送された食品が翌日にはスーパーで品切れになるほどのバカ売れになる社会現象を引き起こしました。
これこそ、「一つの食品さえ食べれば健康になれる」といった思いこみからくるものでした。
一娯楽番組にもかかわらず、何の疑いもなく信じてしまう消費者自体にも大いに問題があると思いますが。。

後になって、数々のねつ造が発覚し、関係者の処分、番組打ち切りに至ったのは記憶に新しいところです。

このような例を出すまでもなく、日本人の中に、特定の健康食品、健康方法に依存して健康になろうとする人が少なくありません。


そして逆に、「危険」と報道されたら、あたかも食べるとすぐに健康被害が起こるかのような過剰反応を示すのが、典型的なフードファシズムの現れです。
現在、マスコミ、消費者まさに一体となってヒステリックに「中国食品は危険」を叫ぶようになりました。

誤報や事実に基づかない報道も多いのですが、「危険」という報道は信じ、それを否定する報道は一切信じないといった、完全に冷静さを欠いたものとなっています。

外国にある中国産の食品には確かに危険なものもあるでしょう。
しかし、日本に来ている中国産食品で、実際に健康被害があったケースはどれだけあるでしょうか?

私が知る限り、数年前に一度、中国産健康食品で肝臓障害を起こし、
死に至ったケースがありますが、これは業者が違法に販売したもので、極めて特殊なケースです。

今や誰もが毎日口にしているといっていい中国食品。
それでも日本国民全体として長年ほとんど健康被害が起きていないのです。
それにもかかわらず、「中国食品は口にしたくない」といったいわば一億総ヒステリー状態になるのはなぜでしょう。


食品というのは人間の健康を司る一部のものでしかありません。
また、ある食品を食べれば健康になれるとか、逆に病気になるとかといったことはありません。
むしろ日々食べている食品全体としての、栄養価やバランスこそが大事なのです。

フードファシズムはアメリカで1960年代に起こった現象です。
日本は欧米に技術や経済では肩を並べていますが、こと精神面、とりわけ冷静な判断や論理的思考に関しては40年程度遅れていると言わざるおえないのではないでしょうか。




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posted by うな太郎 at 16:35| Comment(4) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「ファディズム」ではありませんか?
Posted by mama at 2008年05月05日 16:23
故意に農薬を注入したり、表示物を偽って死者が出たりする事例が明らかになっている以上、中国製品を避ける心理は当然なのではないでしょうか?フードファシズムと同義にするには論点がずれている感じがします。

精神性が欧米人と比べて遅れているなどという意見にも同意できません。

国や人種によって考え方というものには多様性があってしかるべきですし、本文中の例にとってもアメリカでは健康志向の強い人達によって、日本食やオーガニック食品が一定の需要を得ており、フードファシズムは姿を変え一定層には定着していると言えるのではないでしょうか?

人間の精神性に得手不得手はあっても絶対的な優劣などありません。そのような考えは国家や民族に対する差別意識と似ています。欧米に対する劣等感の表れと言わざるを得ませんね。
Posted by 自虐もここまでくると… at 2010年03月28日 22:38
日本人全体は大げさかと
Posted by at 2011年03月10日 18:04
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Posted by 腕時計 カシオ at 2013年08月03日 13:34
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