2008年04月08日

トレーサビリティはすぐにやめよう



今回は、やや挑発的な題名で迫ってみました。(笑)

今、このようなことを言う人間は変人扱いされるのではないでしょうか。。。

でも僕は大真面目です。

現在、日本で行われているトレーサビリティは、
単にイメージを良くして高く売るための理由づけをしているようなものです。

メーカーはこう言います。
「消費者の知りたい情報を開示するため」

しかし、どれだけの消費者が本当にトレーサビリティを確認してから物を買うでしょうか。
おそらく10人に1人もいないでしょう。

アンケートで「知りたい」と答えても、確認せずに買うものではないでしょうか。
なぜなら、そのトレーサビリティを見たところで、それが良いものなのかダメなものなのか判断がつくはずがないからです。

確認するのはトレーサビリティをやっているかやっていないかだけです。


それに、現在のように偽装表示が蔓延している中で、トレーサビリティ自体が偽装である可能性も十分あるわけです。
トレーサビリティに間違いや偽装があっても、見つかりにくいし、見つかっても単なる間違いとしてほとんど違法にならないことから考えるとなおさらです。

メーカーはこうもいうでしょう。
「事故が起こった時に、原因を特定するため」

事故がどれだけの確率で起こるのでしょうか。
昔のように頻繁に起こっていた時代ならともかく、現在のようにめったに起こらない中で、一つ一つのトレーサビリティをきちんとやるコストはだれが負担するのでしょうか。

結局、消費者が負担することになるのです。


また、仮に事故が起こった場合、普段トレーサビリティを行わなくても、対象製品をトレースすることによって原因などわかります。


トレーサビリティには、ムダもたくさん出るし、コストも多くかかります。


消費者はトレーサビリティがしっかりしているから
「品質がいいんだ」とか
「安心なんだ」などと過度の期待をいだくのは要注意です。


現在行われている高く売るためのトレーサビリティならすぐにやめるべきというのが僕の考えです。


ただし、良いトレーサビリティもあります。

西ヨーロッパ(EU)の水産業界で行われているサステナビリティ(sustainability)とは、資源の持続可能性を意味しています。

過剰に獲ることのない、資源の適切な管理を行って販売するものは、
MSC認証マークという一種のエコラベルをつけることができます。

漁獲から消費者への販売まで一貫したトレーサビリティが行われています。

管理や輸送のコストで1〜4割高くなるのですが、それでも売れ行きが大変伸びているそうです。

消費者は、高いお金を払う代わりに、資源の維持に貢献しているという満足を得ることができます。
いわば地球環境のために行う負担です。


そのためには、制度の管理が適切に行われているといった信頼性が高いことが必要不可欠なのはいうまでもありません。

EUでは日本が手本にしなくてはならないほど、資源管理が厳格に行われているので、取締や制度の信頼性が高いといえます。


このように、目的が資源を守るという明確なものがあり、表示の信頼性があるトレーサビリティならば、価値があります。


この点、どこかの国のトレーサビリティとは意味が違います。



posted by うな太郎 at 20:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 食品の安全 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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